POLICY&GREETINGS

代表挨拶と経歴

私は、大学卒業後、社会人として６年間勤務した後、司法試験の勉強を始めました。勉強のきっかけは、父が突然亡くなったことでした。当時、仕事が忙しくて実家に帰省することもほとんどありませんでした。父危篤の連絡を受けて病院に行ったときは、意識もなく、会話を交わすこともできませんでした。

父の死を受け止めきれないまま遺品の整理をしていると、父の愛読書の中から新聞の切り抜きが見つかりました。そこには、主婦から司法試験を目指し弁護士になった人のことが紹介されていました。父は、次に私に会ったら、弁護士という職業を勧めようと思いながらその機会なく逝ってしまったのだと思うと、忙しさにかまけて家族を顧みなかったことを深く後悔しました。

父はいなくなってしまったけれど、父の気持ちは生きている、と思った私は、父がなぜ弁護士を勧めようと思ったのかを推測しながら、自分の夢として実現しようと思い、司法試験の勉強を始めました。

それからは、決して楽な道ではありませんでしたが、母の「自分を信じなさい。」という言葉や、家族や友人の応援もあって、なんとか弁護士になり、そして今に至ります。

これからの人生、これまで支えてくれた多くの人のためにも、今度は私が法的紛争に悩んでいる人たちのお役に少しでも立てれば、また、社会の中に息づく法律を身近なものとして紹介できれば、と願っています。

ロゴは、インフィニティ＝無限を表すメビウスの輪の中で、向かい合った２羽の鳥が対話をしています。対話を重視し、解決に向けて共に歩んでいきたいという、当事務所の姿勢を表現しました。